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(前略)異常な愛情または私は如何にして心配するのをやめてバクチク(以下略) 死と戯れる編 [音楽]

何かを表現する時、詩とか小説とか歌とかには、むきだしを恐れてか、型があります。詩なら短歌なら31字とか。その制限もしくは形式が、表現にこめた荒々しいまでのものを時にはおさえてそれゆえにしみじみと感じさせ、時にはより強く訴えるものですよね。

ですが、今回のワタクシのこの文章のように、あけすけな、それでいてロシア皇女のようにすきまなく言葉で着飾って突進するような、ひたすら「好き」に向けて表現するのは、どこまでもみだらで赤面する行為のように思えます。

もっとも、表現というのは、みだらなものと縁が切れないものでもございますね。

みなさまはいかがでしょうか。表現が触れて、どうしようもなく恥かしくなったことはございませんでしょうか?

バクチクの音楽と歌詞には、ロックのお家芸とも言うべき、みだらな曲や歌詞はわりございますので、そちらの方面で法悦を得たい方にはぴったりです。とりわけ、食べ物を使った「たとえ」は種類もイメージの爆発的な喚起力も抜群に豊富ですから。それに加え、いかがわしさ倍増に加担する、音やリズムの粘り具合やヴォーカルのどこまで低く出せるんだ!と思う低音や表現力も忘れ難いものがありますし。

とはいえ、今回バクチクがワタクシに触れたのは、そっち方面ではなく(まったくないとは言えない)、タイトルにもありますように、

死と戯れる世界が

ワタクシの御意(って自分で言っていいのか)にかなったのでした。

歌詞の深読みだけではなく、「RAZZLE DAZZLE」の初回限定版(なぜか買っている…)のお楽しみのおまけのDVDのインタヴューであっちゃん(ヴォーカル)の「死が個人的なコンセプト」との発言からも喚起されたことではありますが。

光あふれる日なたにいながら、濃い闇を間近に感じて生きること、死が「べったり張り付いている」人生に、同情?いいえ。同意?それは少し。少しの同意ながら、「誘惑」や「ROMANCE-Incubo-」にうたわれる、死を恐れるばかりではなくむしろ憧憬にちかい視線でとらえた歌詞にはねたましさと懐かしさを覚えました。妬心は、自分がいつか見ていた世界をやすやすと表現された悔しさゆえかもしれませんね。

個人的には死の戯れから遠ざかっていたせいか、懐かしさ、を覚えました。現実の死の、口のなかに泥をつっこまれた感じをひとたび覚えると、死の衝動から多少なりとも足を洗っちゃうものですね。時間はけっこうかかりますが。

死と時に甘美に戯れるバクチクは、世界が多層的で不安定であることをうなずかせてくれる闇の魅力を持ち、コアなファンを惹きつけ魅了してやまないのでしょうね。

とはいえ、バクチクをスマホに落として聴きながら、本屋を歩いてますと、急に貧血になってあやうくひっくりかえりそうになってしまいました。本屋、ことによったら母親の胎内(自分の母の場合、騒々しい気がしないでもない)ほど落ちつく場所で、この不始末。バクチクはもしかしたら、音楽で失血に及ぶ

ヴァンパイア

なのかもしれない、と確信するに至ったのでした。ああ、エドワード(すでに混乱している)。

ではまた!

↓ヴァンパイア・チェックは以下まで。

 


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〇〇の異常な愛情または私は如何にして心配するのをやめてバクチク(以下略) キッカエ編 [音楽]

しかし(いきなり接続詞から始めてしまった)、長いな、この通しのタイトル。

あ、もちろん、元ネタはあるんですけどね。

さて、淫するがごとくバクチクざんまいの日々を送っておりますが、もともとのキッカケをお話ししたいと思います。

実は音から入ったのではなく、わが敬愛する作家、三浦しをんさんのご著作がはじまりでございました。三浦さんは、ウィキメディアのバクチクの関連項目に、城咲仁さんとならんで併記されるほどの熱烈なファンでございます。最近のエッセイにも、バ〇チクの夢を見た、という記述がありました。

つまり、夢に見たことを文章にしてしまうほどの熱狂ぶりなのですね。

エッセイを読むうち、「そんなに三浦さんがよいというなら一度聴いてみよう」と考えるのは、人情というもの。さっそく行動に移したのですが、確かにいい意味でのひっかりがある。スマホに落として、バイト先に向かう途中も鳴らしたりしていたのですが。

借りたのがベスト盤で初期作品が多いため、「やはり80年代はキラキラした音つくりだったんだなー」などと思ったのも事実でした。「ICONOCLASM」など、音が多層的でリズムも面白い。加えて、ヴォーカルの加工具合、ゆがみさ加減には吸引力がものすごくある。「M・A・D」の神経症的な歌詞の世界とそれを支えるリフとリズムもまたいい。

そのあとに聴いたアルバム「極東 I LOVE YOU」の中の曲「Long Distance Call」をとある事情で関わりを持つことになったのですが…その確かな歌唱力と表現力と曲全体の美しさがとある事情にぴったりと合い、その偶然の調和に身震いしたのです。

なんてことを感じている間に、いつしかバクチクの力強い手につかまれ、あえなく虜となっていったのでした。

ですので、次回からは余すことなくバクチクの魅力を語りたいと虎視眈眈とたくらんでおります。

とはいえ、ワタクシとて、最初に借りたベスト・アルバム「BT」のブックレットで初期のバクチクのお姿を見て、つい、

「出たな、妖怪、叩き切ってやる!」

と言いそうになったことも告白します。80年代のオシャレってとんでもなかったのですね。

ではまた!

博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

↑ 最近のPVなら、妖怪騒ぎにはならないはずです。たぶん。


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ご挨拶または私は如何にして心配するのをやめてバクチクを愛するようになったか(イントロ) [ブログ]

東日本震災 一日も早い復興をお祈りします。

ブログを再開するまでに大分経ってしまいましたね。おかげでブログのレベルは1まで下がってしまいました。3月11日の前からサボりまくっていたのですが、それにしてもかなりのご無沙汰でした。

あの日(3月11日)以来、なにを自分がやっていたかというと、まずバイト先が外資系のせいでエライ人たちがばっくれ自宅待機が続き、もちろんTVにくぎ付けになり、新聞のニュースをくまなく読んだり、小説を書き、買い物に不自由をしたり、あと、

バクチク(BUCK-TICK)

にいきなり目ざめて聴いていたりしました。

なぜこの時期にバクチクなのか?

そう懸念される向きもございましょう。ま、それはおいおい…。

今回の大震災を目の当たりして、いろいろあれどまず思ったのは、

「昨日までのわたしを返して」

という映画「ホテル・ニューハンプシャー」のなかのセリフがわたしのなかで強く鳴り響いたことです。帰宅困難者にもならず、本棚から本が激しく落ちすぎただけという恵まれた状態でも、未曾有の惨事を見て、ワタクシのなかから失われたものはあります。

そうした喪失の日々に、なぜワタクシはバクチクに目ざめたのか。それは次からの展開といたしましょう。

ではまた!

↓ 「せんべいをくれなきゃお前を取って喰う(Ⓒ「動物のお医者さん」)というセリフを思い出させる迫力の眼力。

動物のお医者さん (1) (花とゆめCOMICS)

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  • 作者: 佐々木 倫子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 新書


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職場におけるワールド・カップの幻影とは。 [仕事]

サッカー!!!

すごいことになりましたね、日本。滅法サッカーには疎いワタクシでも、昨日(今日なのか)の勝利には目がうるみました。

もしかしたら、明日出社したら、サッカーの話題が沸騰するかもしれませんね。

実を申しますと、昨日の勝利がなくても、我が職場ではしばしばワールド・カップの長く深い歴史を感じさせるような幻影が横切ります。まるで、トラークルの詩の一節のように。

とはいきませんが。

では、詳細を申し上げましょう。

以前にエスカルゴネタを開陳させていただいたオデット(仮称)様ですが、とにかくお忙しい方でございます。家庭のみならず、職場でも同じこと。時間差で出社するスタッフにそのたびごとに、連絡を伝えます。その合間にも他のスタッフから質問や相談でお声がかかりあわだたしいこと、限りない。残されたスタッフに息せき切って戻られることもしばしば。

話が再開されると、さきほどまでの内容と異なったりもしますので、指摘します。オデット様は即時に理解され、

「ああ、それはさっきのとベッケンバウワー

とおっしゃり、説明を繰り返して下さいます。ワールド・カップ西ドイツ代表、皇帝「ベエッケンバウワー」の幻影を顕現させつつ…。

ではまた!


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映画「ばかもの」と2011年最初のモノ聞かれキャラ活動。 [映画]

新年も半月が過ぎましたなあ。

きっとこの勢いで、ゆるやかだった日常がいつも通りの加速を取り戻すのでしょうね。

もっとも、ワタクシはゆるやかさを日常に取り戻せるようにしていきたい、とひたすら逆行を考えていますが。

さて、昨年末から公開され、今はもうほぼ公開を終えてしまったのですが、しみじみ観てよかった映画に出会いました。タイトルは、

ばかもの

です。おほほ。

この強烈な言葉が、愛のある、味わい深いセリフとなってこの映画で響き渡ります。絲山明子さん原作のこの映画は、原作の不可思議な存在を思い切って削り、主人公たちカップルをめぐる家族をも濃やかに書くことで、原作のストーリーをなぞるだけの薄っぺらさはありません。

キャスティングも秀逸で、内田有紀さんはかなりはまり役。相手の成宮寛貴さんもお気楽な大学生からてひどい失恋の挙句坂を転げ落ちるように依存へとのめり込んでいくヒデを好演されております。

見方によっては、主人公たちは、貧乏くさく、トラブルメーカーでそれこそ、ばかもの、です。ラストの二人が交わす笑顔を見るだに、たとえ、ばかもの、であっても、かけがえのないものを手に入れた人の眩しさは充分に伝わります。

いい映画でした。

さて、すばらしい映画体験のあと、気持ちよくスイカをチャージしようと、駅の切符売り場に行きました。そこで…。

今年初めてのモノ聞かれキャラ活動が発動してしまいましたの。

しかも英語。

でも、がんばって、羽田空港行きの切符をいっしょに買いましたのよ…。心のなかで、なぜだ、なぜだ、なぜ英語でわたしに聞く! 絶叫としながら。

ではまた!

映画「ばかもの」は以下まで↓

http://www.bakamono.jp/

ばかもの (新潮文庫)

ばかもの (新潮文庫)

  • 作者: 絲山 秋子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 文庫


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家庭における生物多様性とは。 [仕事]

生物多様性は地球環境にとって大切なキーワードとして、さまざまなところで出会いますね。

とりわけ、昨年はMISYAさんが生物多様性条約締約国会議(COP10)の名誉大使になられたことで、注目度もアップしたといえるでしょう。

地球ではいろいろな生物が絶滅の危機にさらされていますし、話題が盛り上がった去年だけのキーワードにしてはいけませんよね。

そこで、ワタクシも独自のネットワークを通じ、今回、バイト先で事例の聴取ができました。現在のバイト先の上司のオデット(仮称)様の例をご紹介できれば幸甚です。

オデット様は非常に多忙な御方であり、朝は早く夜は遅くまで、と誠に頭の下がる働きっぷりでございます。職場では、いつもやわらかな笑みを浮かべつつ、毅然とするべき場ではそうなさいますが、ご家庭ではお疲れがどっと出てしまう御様子。

そのせいか、家庭ではつい、着替えのあとは

エスカルゴを増殖させる、

つまり…靴下をまるめたまま放置なさり、結果、生物多様性を体現なさっているとのことでした。

ではまた!


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映画「海炭市叙景」を観る。 [映画]

みなさま、明けましておめでとうございます。

今年はいい年になるとよいですね。

さて、暮も押し詰まってもうすぐ新年という時期に、わざわざ表題の映画を観てきました。だって、時を逃すとすぐバイトが忙しくなって、見逃してしまうんですもの。しかも、この映画はユーロスペースでの単館ロードショー。うかうかすると、観るに観れなくなってしまいます。

原作は、村上春樹さんと同い年で、41歳で自死した佐藤泰志さんの同名の短編連作より。監督は、熊切和嘉さん。ワタクシはDVDで観た「フリージア」の鮮烈で哀切を秘めた、独特の映画の作り方に心底シビれました。監督の新作をスクリーンで体験できるのは、すばらしいことだと、勇んで出かけました(忙しい年末だったんだけど)。

期待をまったく裏切らない作品でした。それぞれの場面が持つ、哀しみの灯がぽつりぽつりと胸にともり、そのままに映画館を後にしました。余韻をあまりに引きずって、あわだたしく帰宅する中、哀しみの底にずっとずっと居続けたような気がします。

ですが、そのように映画がこちらの胸を打つのはすばらしいこと。まさに心に響く作品と言えます。

原作本同様に、さまざまな人々の挿話がありますが、その中で家庭が崩壊しつつあるガス屋さんを演じるのは、SPECでも目覚ましい、男前ぶりを見せてくれた加瀬 亮さんであります。ここでも、人生煮詰まってるぜ感を見事に体現なさっておられます。

けど、映画「重力ピエロ(これはあまり良くなかった、ワタクシにとっては)」の遺伝子工学の気弱そうな大学院生役も加瀬さんとは、

にわかに信じがたい、

との思いもふかーくしたのでした。

ではまた!

映画「海炭市叙景」は以下まで↓

http://www.kaitanshi.com/

海炭市叙景 (小学館文庫)

海炭市叙景 (小学館文庫)

  • 作者: 佐藤 泰志
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/10/06
  • メディア: 文庫

 


映画「ノルウェーの森」を観る。 [映画]

年末ですね。時の流れは早いものです。

さて、表題にもありますように、「ノルウェーの森」を観て参りました。

今年は、「1Q84」の三巻も刊行され、村上春樹さんはなにかと話題になり、ワタクシも三巻は読ませていただきましたが、どことなく冷静でした。もちろん興味深く読ませていただきましたとも。ですが、さらっと読んでしまった感じは付きまといました。

でも、映画「ノルウェーの森」では…。

本は何回か読み返していますから、ストーリーは大方頭に入っています。にもかかわらず、懐かしさと新鮮さを同時に覚え、まさしく感銘いたしました。

もちろん、気にいらなったり、描かれないことでさびしく感じる個所はあります。映画化につきものの、感想ともいえますが。

それでも、松山ケンイチさんが繊細な演技をし、切羽詰まった直子を体現された菊池凛子さんがスクリーンであの物語を演じるのを観るのは非常に愉しい時間でした。

大好きなあの物語が帰ってくる。

そんな感慨さえも抱いたものです。余勢をかって、思わず、本を買って読み返しました(人に勧めて自分のはあげてしまったので)。

それにしても、一つの時代を忠実に再現するのは、時として残酷でもあります。そう、ワタナベ君を冥界めぐりに連れ出すメフィストフェレスにも似た永沢さんの

当時はイケてた髪型は異甘見るとスゲー微妙だ!

と、苦しいながら告白してしまいましょう!でも、演技は別です、玉鉄様!(あまりに申し訳なく、様付き)

ではまた!

ノルウェイの森  上下巻セット (講談社文庫)

ノルウェイの森  上下巻セット (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/11/05
  • メディア: 文庫

 


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映画「武士の家計簿」を見る。 [映画]

前回記事で取り上げた母と仲良く映画に行って参りました。

そお!わが母ごひいきの堺雅人様主演の「武士の家計簿」です。

監督が森田芳光さんで、このところ「模倣犯」「サウスバウンド」で、ちょっとなあ…と感じていたところでございましたので、内心危ぶみましたが、今回は見て損はございませんでした。

元は学術書として発行された御本が原作で、それは幕末の加賀藩の藩士の日常を研究したものでそございます。

誠に、事実は小説よりも奇なり、と申しますか、淡々とした藩士の日常は、結構波乱万丈なもの。とりわけ、藩の米の横流しを発見し、出世するくだりなどは出来過ぎなのです。

映画はそれだけにとどまらず、しんみりもほろりもクスっ!もそろっていて、楽しめます。

それにしても、堺雅人様って、つくづく、見事なまでに、

結果の出す役者、

という感慨を新たにした映画でもありました。

ではまた!

「武士の家計簿」は下記まで↓

http://www.bushikake.jp/index.php


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母娘関係における一考。 [家族]

みなさま、御無沙汰しておりました。

もう年末ですのね。時の経つのは速い、としみじみする昨今でございます。

さて、先日、母がTVである番組をいつになく真剣に拝見しておりました。番組終了ののち、ワタクシに質問するのは、

「ねえ、母親って重荷?」

とストレートに来ました。ワタクシは、

「うん」と答え、相手の顔色が変わるのも待たず続けます。

「だって、韓国語で母はオモニじゃん!」と。

我ながらなかなかの切り返しと自負したのですが、やっぱりおこられちゃいました。ふえーん。

ではまた!

母~オモニ

母~オモニ

  • 作者: 姜 尚中
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/06/04
  • メディア: 単行本

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