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映画「ばかもの」と2011年最初のモノ聞かれキャラ活動。 [映画]

新年も半月が過ぎましたなあ。

きっとこの勢いで、ゆるやかだった日常がいつも通りの加速を取り戻すのでしょうね。

もっとも、ワタクシはゆるやかさを日常に取り戻せるようにしていきたい、とひたすら逆行を考えていますが。

さて、昨年末から公開され、今はもうほぼ公開を終えてしまったのですが、しみじみ観てよかった映画に出会いました。タイトルは、

ばかもの

です。おほほ。

この強烈な言葉が、愛のある、味わい深いセリフとなってこの映画で響き渡ります。絲山明子さん原作のこの映画は、原作の不可思議な存在を思い切って削り、主人公たちカップルをめぐる家族をも濃やかに書くことで、原作のストーリーをなぞるだけの薄っぺらさはありません。

キャスティングも秀逸で、内田有紀さんはかなりはまり役。相手の成宮寛貴さんもお気楽な大学生からてひどい失恋の挙句坂を転げ落ちるように依存へとのめり込んでいくヒデを好演されております。

見方によっては、主人公たちは、貧乏くさく、トラブルメーカーでそれこそ、ばかもの、です。ラストの二人が交わす笑顔を見るだに、たとえ、ばかもの、であっても、かけがえのないものを手に入れた人の眩しさは充分に伝わります。

いい映画でした。

さて、すばらしい映画体験のあと、気持ちよくスイカをチャージしようと、駅の切符売り場に行きました。そこで…。

今年初めてのモノ聞かれキャラ活動が発動してしまいましたの。

しかも英語。

でも、がんばって、羽田空港行きの切符をいっしょに買いましたのよ…。心のなかで、なぜだ、なぜだ、なぜ英語でわたしに聞く! 絶叫としながら。

ではまた!

映画「ばかもの」は以下まで↓

http://www.bakamono.jp/

ばかもの (新潮文庫)

ばかもの (新潮文庫)

  • 作者: 絲山 秋子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 文庫


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映画「海炭市叙景」を観る。 [映画]

みなさま、明けましておめでとうございます。

今年はいい年になるとよいですね。

さて、暮も押し詰まってもうすぐ新年という時期に、わざわざ表題の映画を観てきました。だって、時を逃すとすぐバイトが忙しくなって、見逃してしまうんですもの。しかも、この映画はユーロスペースでの単館ロードショー。うかうかすると、観るに観れなくなってしまいます。

原作は、村上春樹さんと同い年で、41歳で自死した佐藤泰志さんの同名の短編連作より。監督は、熊切和嘉さん。ワタクシはDVDで観た「フリージア」の鮮烈で哀切を秘めた、独特の映画の作り方に心底シビれました。監督の新作をスクリーンで体験できるのは、すばらしいことだと、勇んで出かけました(忙しい年末だったんだけど)。

期待をまったく裏切らない作品でした。それぞれの場面が持つ、哀しみの灯がぽつりぽつりと胸にともり、そのままに映画館を後にしました。余韻をあまりに引きずって、あわだたしく帰宅する中、哀しみの底にずっとずっと居続けたような気がします。

ですが、そのように映画がこちらの胸を打つのはすばらしいこと。まさに心に響く作品と言えます。

原作本同様に、さまざまな人々の挿話がありますが、その中で家庭が崩壊しつつあるガス屋さんを演じるのは、SPECでも目覚ましい、男前ぶりを見せてくれた加瀬 亮さんであります。ここでも、人生煮詰まってるぜ感を見事に体現なさっておられます。

けど、映画「重力ピエロ(これはあまり良くなかった、ワタクシにとっては)」の遺伝子工学の気弱そうな大学院生役も加瀬さんとは、

にわかに信じがたい、

との思いもふかーくしたのでした。

ではまた!

映画「海炭市叙景」は以下まで↓

http://www.kaitanshi.com/

海炭市叙景 (小学館文庫)

海炭市叙景 (小学館文庫)

  • 作者: 佐藤 泰志
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/10/06
  • メディア: 文庫

 


映画「ノルウェーの森」を観る。 [映画]

年末ですね。時の流れは早いものです。

さて、表題にもありますように、「ノルウェーの森」を観て参りました。

今年は、「1Q84」の三巻も刊行され、村上春樹さんはなにかと話題になり、ワタクシも三巻は読ませていただきましたが、どことなく冷静でした。もちろん興味深く読ませていただきましたとも。ですが、さらっと読んでしまった感じは付きまといました。

でも、映画「ノルウェーの森」では…。

本は何回か読み返していますから、ストーリーは大方頭に入っています。にもかかわらず、懐かしさと新鮮さを同時に覚え、まさしく感銘いたしました。

もちろん、気にいらなったり、描かれないことでさびしく感じる個所はあります。映画化につきものの、感想ともいえますが。

それでも、松山ケンイチさんが繊細な演技をし、切羽詰まった直子を体現された菊池凛子さんがスクリーンであの物語を演じるのを観るのは非常に愉しい時間でした。

大好きなあの物語が帰ってくる。

そんな感慨さえも抱いたものです。余勢をかって、思わず、本を買って読み返しました(人に勧めて自分のはあげてしまったので)。

それにしても、一つの時代を忠実に再現するのは、時として残酷でもあります。そう、ワタナベ君を冥界めぐりに連れ出すメフィストフェレスにも似た永沢さんの

当時はイケてた髪型は異甘見るとスゲー微妙だ!

と、苦しいながら告白してしまいましょう!でも、演技は別です、玉鉄様!(あまりに申し訳なく、様付き)

ではまた!

ノルウェイの森  上下巻セット (講談社文庫)

ノルウェイの森  上下巻セット (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/11/05
  • メディア: 文庫

 


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映画「武士の家計簿」を見る。 [映画]

前回記事で取り上げた母と仲良く映画に行って参りました。

そお!わが母ごひいきの堺雅人様主演の「武士の家計簿」です。

監督が森田芳光さんで、このところ「模倣犯」「サウスバウンド」で、ちょっとなあ…と感じていたところでございましたので、内心危ぶみましたが、今回は見て損はございませんでした。

元は学術書として発行された御本が原作で、それは幕末の加賀藩の藩士の日常を研究したものでそございます。

誠に、事実は小説よりも奇なり、と申しますか、淡々とした藩士の日常は、結構波乱万丈なもの。とりわけ、藩の米の横流しを発見し、出世するくだりなどは出来過ぎなのです。

映画はそれだけにとどまらず、しんみりもほろりもクスっ!もそろっていて、楽しめます。

それにしても、堺雅人様って、つくづく、見事なまでに、

結果の出す役者、

という感慨を新たにした映画でもありました。

ではまた!

「武士の家計簿」は下記まで↓

http://www.bushikake.jp/index.php


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映画「ちょんまげぷりん」を観る。 [映画]

お盆、まっさかりでござる。

あれ、なんという体たらく…言語モードが江戸のままでございましたわ。みなさまも油断なさらないように。

なんと言っても映画「ちょんまげぷりん」を観た後は、主役の木島安兵衛さんのごとく江戸言葉で生活してしまいがちなのです!(ワタクシだけか?)。

言葉モードが江戸に変換はともかくとして…。 

数々の名作「フィッシュ・ストーリー」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「ゴールデンスランバー」を発表する中村義洋監督の新作ですものね、外すわけにはいきません。

中村監督は、いい感じで原作を飛躍できること。ストーリー拝借、とばかりに本やマンガを活人画よろしくスクリーンに展開するだけや、脱線としか思えない展開で原作の風合いをまるっきり無視する作品群とは違います。原作に寄り添い、さらに映画化ならではの味付けや飛躍を楽しませてくれる力量は、まさに職人技をみるかのようです。

そして、相変わらず伏線がうまいっ!ケータイのストラップはとくに・・・。

今回も非常に楽しませていただきました。

初日に行ったら満員で入れなかったくらい人気のようでございますが、まだ足を運んでいない方はぜひ。

なにせ、180年前からやってきた木島安兵衛さんは名乗ったあと、

「直参でござる」

と、シングルマザーのひろ子さんとぼっちゃんの友也君のマンションの一室に並々ならぬ異化効果をもたらしたのですから。

ではまた!

江戸言葉変換は以下まで↓

http://www.c-purin.jp/


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映画「シーサイドモーテル」における忌中とは。 [映画]

六月に入りましたね。

まだ入梅にはほど遠く、さわやかな天気が続いているのはありがたいことです。それでも、日差しは強く、夏の予感を漂わせます。

夏…。

夏と言えば海、というのはあまりに凡庸な、ありがちでございますわね。

ですから、いっそ、シーサイドと銘打っておきながら、山の中にあるモーテルを描いた映画でも見ようじゃありませんか!

とまあ、こじつけも甚だしい展開で恐縮ですが、観てきた映画「シーサイドモーテル」は傑作です。

いわゆるグレタ・ガルボが出演した映画のタイトルから名付けられた、グランドホテル形式の群像劇。設置場所がすでに怪しいモーテルにわけありまくりの登場人物が絶妙のタイミングと複線で、騙し騙されのストーリーをおりなしていきます。

まあ、交通事故を二回ストーリー展開上、使ったのはワタクシ的には気になったところですが。

でも、観ては損はない映画です。

中でも印象的なのは、ギャンブラーと「ニコニコ金融」の借金取り立て人のやり取り。借金取り立て人の、ぜんそく持ちのやくざは、玉山鉄二さんが演じていらっしゃいますが、そばに来たら絶対縮みあがりそうな迫力です。さらに、お召しの白黒極太のストライプのスーツは、

忌中ファッションじゃん!

と思わせるまがまがしさでした。

ではまた!

忌引ファッションチェックは以下まで↓

http://seaside-motel.net/


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人生における「まさか」、あるいは、映画「誰かが私にキスをした」。 [映画]

まさか、と思う行動は、人生においてさまざまに展開されるものですね。

何の因果かTVにマイクを突きつけられたり、また、何の因果か上野公園をちんたら歩いていると、アメリカ人観光客(しかも子連れ)にホームレスについての説明を求められたり、さらには、春休みでお暇なお子さんたちが満載の映画館で、

誰かが私にキスをした

を観てしまったり。映画の舞台設定は高校ですが、どうみても高校生にはみえない(何回も高校を代わっている、という説明はあるものの)松山ケンイチさんにちょっとばっかしハートを射抜かれたり…あれ?

つくづく人生は「まさか」の連続と思うばかり。

とはいえ、松山ケンイチさんの繊細極まりない役とそれに寄り添いまくった演技の素晴らしさは必見!とのいうもの。映画自体も観る前に危惧していたような出来でもなく、結構楽しめました。おほほ。

 

 

ここからはネタばれです。


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大森南朋と花束。 [映画]

みなさま、新年とうに明けて久しいので、あらためてのごあいさつは控えさせていただきますわ、オホホ。

手抜きといわば、申すがよくってよ。

手抜きといえば、だらりーんとしたままの日常は変わりませぬ。見るTVは、幕末志士が登場したり(竜馬伝)、企業買収のエキスパートが活躍したり(ハゲタカの再放送)、とドラマの世界はわさわさしているのですけどねえ。

さて、この二つのドラマに共通する人物はどなたでしょう!

正解は…大森南朋さんですね。タイトルですぐ予想がついたかもしれませんが。

先日も美容室で浮世話をしていたところ、現在美容室でもっとも話題に上る人物名だそうですよ。

かく云うワタクシも、「フィッシュ・ストーリー」での父と子どもを演じたお姿には好感をいだきました。かと思うと、「プリズナー」で一筋縄ではいかない、主人公を翻弄、愚弄する矛盾した人物、ポンを演じたたりと、なかなかのご活躍。

目が離せない、楽しみな俳優さんでいらっしゃいますね。

あの丸い目でしかと見詰められた折には、瞬時に逆袈裟で切り上げられたように、恋に落ちてしまうのでしょうか。そして、めでたく結ばれ、披露宴。

そして、涙の花束贈呈…。でも、義理の父って、

麿赤児!

花束渡したとたんに、ガジガジ食べられそうですね。

ではまた!

映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]

映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

 


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映画「ハゲタカ」と題名についての考察。 [映画]

だいぶご無沙汰してしまいました。

来週から忙しい身になると気づき、そんじゃあ…とすっかり重くなった腰(外見的にもという噂もあり)をあげ、記事を書くしだいでございます。

映画の前に本屋で忌野清志郎さんの特集の雑誌を立ち読みしていたら、映画を観る前に涙ぐんだりしてしまいました。映画自体は、泣ける、というふれこみもないのに、そうした体たらくでございます。

ただ、この映画はある登場人物、その役者さんの人物造形があまりにあざやかで際立つだけに、泣きこそしませんが、胸にぐっと迫るものがありました。

冷たい顔つきの裏に隠れた、一途で純な思いが披瀝される、最後の携帯の伝言のシーンなど、

これはもうすでに事件なのではないか、

と思うほどの出来栄えでございました。

ここまで読んでどの俳優さんが演じられたか、興味津津になった方もいらっしゃることと思いますが、ものすごくネタバレになって、まず観る気勢をそぐので、沈黙を守らせていただきますね。

とはいえ、なんで刺殺は、あのセリフを導き出すために、だよな~と思い始めると、無理な展開なような気もしないでもなし。

さらに、日本の企業を舞台にした話って、女性がまるでいない世界になってしまう、と感心するほかはなかったり…。いや、女優さんも出てくるんですが、企業の重要な意思決定のシーンに出てくるのは、秘書役ぐらいで、そのリアリティに眩暈すら覚えたワタクシ。まあ、玉山鉄二さんの横顔が見惚れるほどお美しいので、良しとしますか(?)。

映画としては、なかなか見ごたえのあるものでございました。

この映画、サラリーマンのおとーさんたちもおそらく非常な関心を寄せられ、劇場に運ぶことでありましょう。ただ、券をご購入する折、

ハゲタカ

と言わなくてはいけないのは、ある条件の方たちには苦痛を強いるのではないか、と憂慮します。言いにくいタイトルのこちらを東の横綱としたら、西の横綱は、

おっぱいバレー

でありましょう。

ではまた!


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映画「ラスト・ブラッド」、あるいはにわか鉄子。 [映画]

dukeさんがご覧になられたという「ラスト・ブラッド」を観てまいりました。

わりとよくまとまっていて、最後のサヤの絶叫は哀しく涙をそそられ、アクションばかりに目を見張っておしまい、とならない良き出来でございます。

たしかにぃ~、セーラー服は無意味なんじゃないか(だって、基地内のアメリカン・スクールですよ)、とか、アクション・シーン、せっかく刀使うならゲームみたいにしなくてもいいんじゃないか、とか、文句の突っ込みどころはありますがね。

けれど、オニゲン(??)を演じられた小雪さんの凛とした佇まいといい、主役のチョン・ジョヒンさんの笑顔がまるでない孤高なお姿に見入ってしまう魅力的な作品でした。

それでもなお、ワタクシはつっこんでしまいたい、悲しい性の持ち主。それは、

「浅草は丸の内線の終点ではない!」

という、映画内に背景として流したとしか思えない丸の内線のアナウンスに過剰反応。にわか鉄子となりましたワタクシでございます。

ではまた!

にわか鉄子体験は下記まで↓

http://lastblood.asmik-ace.co.jp/


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