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滞欧日記(フランス)、2009年編。第九回、エール・フランス機内における拡大家族とは。 [旅行]

無事空港に着き、あとは飛行機にのって帰るだけ。

さよなら、パリ。またね。

と、感慨にふけるワタクシ。

しかし、旅行最大(?)の出来事はこの後に控えていたのです。だれがそんな運命を知ることができようか、いやない(反語)。

飛行機の席は一番後ろ。トイレやスチュワード(客室乗務員)さんの控え場所がすぐですね。我々は四席あるなかの真ん中に。すぐ近くなのに、人をまたいでいかないといけないトイレ…。しかも、またぐ、という動詞がぴったりな小山のような女性がfuuさんのお隣にいらっしゃいます。

その小山のような女性を仮にアンリエッタと名付けましょうか。

アンリエッタ(仮称)は座った当初から「ここだとトイレ行きにくいから、席かわろっか? あそこ誰もいないし」とfuuさんと英語や身ぶりを交えて親切な申し出をなさってくださいます。結局、遅れただけの乗客のせいで、席の移動はなかったのですが。

旅は道連れ、世は情け、と申しますが、この約十時間のフライトほどこの言葉を実感したことはありませんね。

のっけからフレンドリーで親切でへだてのなさをご提示いただいたアンリエッタ(仮称)ですが、親密さは加速します。隣のfuuさんに機内食のメニューを見せ「チキンを食べるんだ♪」と聞かれていないのに、ご案内してくださったり…。

アンリエッタ(仮称)については約十時間のフライトの間にそれはもういろいろとエピソードが沸き起こりましたので、箇条書きにさせていただきます。

①期待していたチキンではなくビビンバになったため、ふてくされたような表情でパンを二個とっていた。このため、我々は「ビビンバ食べないからパン二個余分にとったんだね…」と思いきや、ビビンバもパンも完食。

②最初に配られたおつまみのクラッカーがおいしい、と大騒ぎして、わたしら(アンリエッタ含む)の席専属となってしまった気の毒なスチュワードのエドワード(仮称)をせっついて、余分に持ってこさせ、もちろんわたしら二人にも惜しみなく配ってくれる。

③フライトの途中、カップラーメンなどの間食がでます。アンリエッタが召し上がっているのを見た後、眠りに落ちたワタクシ。小一時間ほどで目をさまし、横を見ると二個目のカップラーメンを食べるアンリエッタの姿が…。

④間食などのサービスを受けるには、サービス・ステーションまで行かなくてはならないはずなのですが、エドワードを手なずけたわたしらは、席までおやつのハーゲンダッツのアイスを持ってこさせベロベロなめていた。

⑤結局、アンリエッタは食べ過ぎて気持ち悪い、と腹をさすった。

以上は食べ物のエピソードですが、なにかの折りにアンリエッタのネイル・アートのお話になったようです。すると、アンリエッタはネイル・アートのシールをとりだし、fuuさんとわたしの指に一枚ずつ張ってくれます。そして、はがれないようにトップコートまで取り出して…。

fuuさんがトイレに行くときにはさりげなく背中に手を添えている…。

そして、中国上空で気流の悪いところを通過した際、おぞましいくらいに揺れ、ほとんどはきそうになったわたしら。にもかかわらず、世の中に奇矯な反応するやからはいるもので、揺れれば揺れるほどはしゃぐのを見て、アンリエッタとfuuさんは憤ります。もう日本語、フランス語、英語のちゃんぱんで会話が成立。

これって、すでにわたしらは

拡大家族、

となり、同じ飛行機に乗っているのも同然なのではないか、と考えます。

ではまた!

↓まさか拡大家族がこのあと控えていると思わないパリのメトロ内

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滞欧日記(フランス)、2009年編。第八回、パリにおけるサムライとは。 [旅行]

それにしてもヴォージュ広場のあるマレ地区は、パリでも美しい界隈ですね。

ぶらびらとそぞろ歩きをするだに、強く感じ入る次第ですの。欲張って見て歩く(撮って歩く、ともいう)うちにやや寒さを感じ、fuuさんのご要望に応じ紅茶などいただくことに。昨日入ったカフェでの紅茶は、

およそやる気のない紅茶、

でしたので、せめてもと思いサロン・ド・テに向かうことにしました。

↓紅茶にはやる気みせないカフェ

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その途中、絵画がご専門の先生に話しかけられ、「あそこの教会写真をお撮りなさい」などまたまたご案内をうけたり、ともう親切が日常茶飯事。ふう。

パリはコーヒーはどこのカフェで飲んでもおいしいのに、向かったサロン・ド・テ(と銘打っているにも化かかわらず)の紅茶もねえー。ただ、このお店はグループ展をした金魚カフェに似ていたのも不思議でした。

一息ついたあと、我々はノートルダム聖堂まで、途中美形チェックも怠らず(金髪の要潤がいたねー、とか、けど玉山鉄二さんみたいなタイプはパリでもいないとか)、暮れなずむパリをぶらぶらと歩きました。

これぞ人生の至福。

いよいよ明日はパリを離れるのだ、ということも感慨を深めていたのかもしれません。

明けて翌日。チェック・アウトを終え、ホテルのフロントの方々に笑顔で手を振っておくりだしていただきます。玄関を出て、あたりをじっくりと見回してしまいますね。「パリも見納めか…。フランス語を話すのもあとわずかだな」としばし感傷にふけるところまではよかったのですが。

お出迎えのタクシーに乗り込み、「ロワシーまでお願い」とつい告げましたところ、「ああ、シャルル・ド・ゴール空港のことだね! よく知ってるじゃん。フランス語できんの?」と親しげに話しかけてくれるタクシーの運ちゃんのご登場…。

運ちゃんは、旅行も今日でおしまいだと安堵するがゆえ疲れをひしひしと感じ始めたワタクシたちに対し、延々、偶然にも昨夜ご覧になった映画「ラスト・サムライ」についてお話ししてくださったのです!

おかげで

「サムライってまだ日本にいるの?」

という質問などをやんわりと否定するはめに…。

ではまた!

 


滞欧日記(フランス)、2009年編。第七回、パリにおける電話代行とは。 [旅行]

間があいてしまいましたね。

肉体労働したり、レンタルで借りたDVD「プリズナー」とか熱心に観ていたせいですね。あらら。

なぜか初めて出向いた肉体労働の現場でも「あ、これすいません、どこに行けばありますか」とか「Zのゾーンってどこすか?」とか、とにかくパリ同様、

物きかれキャラ!

を相変わらず発揮して(?)いますの。

閑話休題。

ボン・マルシェでつつがなく買い物をしたあと、我々はエッフェル塔に参りました。fuuさんともども初心にかえって(?)おのぼりさん観光にいそしみましたの。

近くのリナス・サンドで腹ごしらえをし、ツナやサーモンのサンドに舌鼓をうちました。メトロの構内の売店でエッフェル塔まんじゅうを購入し…というのはウソですが、ゆるキャラめいたエッフェル塔君キャラなどを購入なさるfuuさんでしたの。

そこまでは順調におのぼりさんだったのですが。

マニアックな品ぞろえのお店がパリにもあると聞き及び、我々はさっそく向かうことになりました。残念ながら、収穫はなかったようです。近くにはパリでも美しい広場と名高いヴォージュ広場が。

細い道を行くうち先ほどまでの大通りの喧騒は嘘のように消えていき、あたりの音をそっと吸収するような白い石造りの建物が我々を囲みます。ほどなくヴォージュ広場に通じる回廊を形成するアーチが見えてまいります。

おりしもfuuさんはだんなさまとケータイで会話中。

ですが。

あたりの風景の美しさにそれはすばやく反応し、愛する夫に「katsuraさんと話していて」と申し上げると、さっそく撮影を開始しました。

どうもワタクシ、道きかれ&物きかれキャラにくわえ、

電話代行業務

もパリでこなす次第となりましたの。

ではまた!

↓電話代行業務を無事終えて訪れたサン・シュルピス教会内

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滞欧日記(フランス)、2009年編。第六回、パリにおけるランナーズ・クラブとは。 [旅行]

旅行記というには、あまりにあやしくなりつつある滞欧日記ですね。

ですが、これでも観光とかショッピングらしきことはしていますのよ、オホホ。

ルーブルに行く前にはシャネル本店も詣でて、女子らしいでせう、オホホホ!

え? なかに入って買い物したかって? あ、世の中にはあそこで買い物する人もいるようですね…。

↓前を通っただけのシャネル本店

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さて、ルーブルのあと、ステンドグラスで有名なノートルダム大聖堂に行きました。ちょうど夕暮れ時。聖堂内のロウソクの光は神秘的な輝きをいやが上にもはなちます。

その光をおさめようと、十五分以上はシャッターを押し続けるfuuさん。係員が寄ってきたのですが、笑顔で「どんどん撮りなさいね」と言ってくださります。懸命にカメラを向ける姿に対して寛容なのも芸術の都パリならでは、と思ったりもいたします。

ノートルダムで英気を養い、我々のパリは続きます。

翌朝、ホテルからひと駅の老舗デパートのボン・マルシェに向かいます。目的は隣接する食品館。ちょっとしたお土産を買うなら、ここでチョコやかわいい色と形のパスタなどなどが手に入れられますからね。

一通り買い物したあと、本館に向かい、ワタクシは旅行カバンを買います。というのも、持ってきたのは近所のおつかいに行くか、と思うくらいのちいさいサイズ。去年、スペインとフランスをこれで旅行したのが信じられない。

ここでも、売り子のメフィストみたなルックスの男性が、ロック・キーをどさどさくれたり、免税できるよ、などとおっしゃり、大層親切にしていただきました。

そして。

母のお土産に、とイヤリング探し。

当家の場合、母のお土産を忘れるなどということは、

とても恐ろしくてできない、

ですの…。

そして、売り子の大変美しいギリシア彫刻のような販売員の女性に、「ガラスケースのイヤリング、見たいんですけど」と申し上げると、抜群の笑顔で「もちろんですとも!」とのご対応。

そして、ガラスケースのカギをさっそうと取りに行き、こちらへ駆け戻る姿は

ランナーズ・クラブ

あまりのなつかしさに目頭を熱くしたワタクシでした。

ではまた!

↓ランナーズ・クラブを養成中のボン・マルシェ前のブシコー広場を囲む建物

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滞欧日記(フランス)、2009年編。第五回、ルーブルにおける互助会活動とは。 [旅行]

明けて翌日。

ホテルを移動する日です。と申しますのも、昨日までの苦労してたどり着いたホテルにはシャワーしかないのです、ううう。

我々大和民族にとって、湯船につかれないとあっては

天下の一大事!

戦雲低く垂れこめ、攻め太鼓は今にも鳴りそうに皮までも張りつめ、刀の鯉口はすでに切られた模様…。

とまでもいなくても(いってない)、お風呂入りたいのでホテルをグレード・アップし、ワタクシの好きなサン・ジェルマン・デ・プレ界隈に移ることにしましたの。

タクシーを呼んでもらい、パリを横断。パリは場所によっていろんな表情を見せます。まさに変化自在の美女。まあ、キティ・グッズ専門店があったのには腰を抜かしましたが。ここにもキティラーありや、と。

今度は無事にホテルの正面にとまったのです。ううう、よかった、つくづく。

ホテルはホリディ・イン・サン・ジェルマン・デ・プレといい、なかなかの内装とパリには珍しく湯沸かしポットがある気の利いたところでしたね。

荷物だけ預かっていただき、我々は足取りも軽くルーブルと向かいました!

ダ・ヴィンチ・コード」のおかげか、ルーブルは入場者数が格段に増えたとのこと。それが証拠に・・・

入口のセキュリティやってるおっさんに「Bonjour!」と声をかけても反応なし。フランスでどこかに入れば、強迫観念っぽくこの挨拶を返しあい、これを欠く外国人を時に人間扱いしないフランス人…が今までの固定概念でしたが、あまりの人の多さに(あるいは仕事の増加に)挨拶もできないくらいくたびれたんですかねー。

チケット売り場は地獄の入口のように混んでいました(天国の方がすいてそうですよね、なにせ狭き門)。

やっとの思いで自販機にたどりついたワタクシたちの前のマダム。一生懸命にボタンを押したり、画面にじっと顔を寄せたり。そのうちに、自販機の画面の前で完璧固まっています。

すると。

おもむろに振り返って、困惑したお顔をワタクシに向けるではありませんか。目が合う二人。またか、という思いは稲妻のように我が脳裏を駆け巡り、気がついた時にはマダムの横に立っていました。

そお! 今回は道きかれキャラではなく…

物きかれキャラ!

としてのワタクシが顕現。はい、キャラをいかんなく発揮し特別展と常設展両方が観れるチケットを画面を操作して買ってあげましたとも。

使いにくい自販機に悲鳴を上げる人は両脇の列でもたくさんいて、周りの人が助け合ってチケットを一生懸命に買う姿はなかなかいいものでしたね。ここでワタクシはその助け合いを、

ルーブルにわか互助会!

と命名したいのですが、いかがなものでしょうか。

ではまた!

↓風呂なしホテルから見た朝焼け。

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滞欧日記(フランス)、2009年編。第四回、パリでの保護者続出とは。 [旅行]

今回、fuuさんとの旅行なのはすでに述べましたよね。

fuuさんには写真をひたすら撮っていただくこととなったのですが、カメラを何台も持ち歩く過酷な旅になりました。ワタクシは「持とうか?」と申し上げましたが、ひらめたら瞬時にカメラをかえて撮りたいとのことで、やむなくそばでぼけっとし、プロポーズされたり、道訊かれたり、フランス語しゃべっていたりしましたの。

今回の旅はfuuさんのところでもご紹介いただいたように、ささやかなながらも大切な衝動にかられてのこと。

fuuさんの写真とワタクシの連作「休暇」をコラボする、ということなのです!

以前にも、「虹色トカゲ」や「夜明けのガーベラ」といったショート・ショートでコラボしています。さらに、余勢を駆って、グループ展までなしとげておりますの。

連作を読まれた方はお分かりの通り、話はパリから始まっています。で、コラボの話が出たとき、「やっぱパリでしょ!」という流れは本人たちにとってあまりに自然な流れ、となったのです。

いつものフットワークで訪れたパリは、あいかわらずかくも美しい。

いつものフットワークで真摯にシャッターを切るfuuさん。首からカメラを下げ、時にはfuuさんの美しいかんばせを見つめるのではなく、カメラそのものをただただ注視していく、カメラ愛好家らしき方々もいて、fuuさん曰く、

「そういう人(カメラ好き)は世界どこへいってもお友達です」

と優雅に微笑んでいました。

その笑顔は途切れることなく、またワタクシにも伝染します。幸せな時間の連続です。

そのせいなのでしょうか…?

ホテル近くのパン屋さんがにこにこと極上の笑顔で、パンをおまけしてくれたり。

ホテルに荷物を置いて、サン・ミッシェル広場のあたりに行って、記念撮影を一応するためにカメラを渡そうと、人を探せば、fuuさんはすごおく親切そうな美女にぶち当たり、「全体をいれてもう一度撮りましょうか?」と英語で親切に言ってくれたらしいし。

さらに、御土産袋をさげ、カメラをさげ、リュックを後ろにしょってよちよちと歩くワタクシたちに、わざわざ、

日本語で、「リュックはメトロに乗ったら、子どものすりにやられやすいから、前にしなさいね」とクール・ドゥ・コメルス・サンタンドレというパッサージュの入り口でこんこんと忠告をいただいたり。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会の前では、教会の説明をはじめる方がいました。パリでは珍しいロマネスク様式のこの教会を前に情熱あふれる説明。教会嫌いじゃないワタクシもつい受け答えしてしまい、パリじゅうの教会についての説明が延々続きそうになり、礼を失しないように丁寧にお礼を申し上げてご講義を切り上げていただいたのでした。

近くには有名なカフェ・フロールがございますので、一休み。

まったく、パリを歩けば、行く先々で親切がドミノ倒しのようにこちらへ向かってくるじゃありませんか。「不思議ー」「ねー」と言いながら、濃厚なショコラ・ショー(ホット・ココア)を飲んでなごみます。

↓どっぷりあまあまのショコラー・ショー。

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ただ、このショコラ・ショー、非常においしいのですが胃にもたれ(そうでなくてもしつこい味のものに胃が疲労ぎみ)、夕食に入った中華料理店(ミラマ)で出た迫力の焼き鴨麺を二人とも残してしまいました。

↓胃もたれ麺(美麗華酒家、ミラマ)

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すると。

隣にお座りのこれまた優しさが全身からにじみ出ているカップルのマダムから「中華好きじゃないの?」といたわられます。ご同席のムッシューからも気遣うような視線がびしばしとおくられ、「いえ、大変おいしいんですけど、すぐ前に甘いもの食べちゃって…」と言い訳しながら、ご親切に胸を熱くしながら、パリの夜は更けていったのでした。

ではまた!

 

 


滞欧日記(フランス)、2009年編。第三回、パリにおける現地民化とは。 [旅行]

さて、水にばかり驚愕してはおられませんね。

気を取り直して、さっそくサクレ・クール聖堂へと向かいます。ここはパリ市内が一望できるヴュー・ポイントでもありますし。地下鉄のAbbesses駅に下り立ち、本屋やエスニックっぽい小物を置くお店をひやかし、途中カフェで親子づれをながめてしばしぼへりんしたり。

めざすサクレ・クールはもうすぐでございます。

それまでの静けさが一変するサクレ・クール聖堂下。観光スポットのせいか、御土産屋の激戦区でございます。ワタクシたちもさっそくぶらりと中に入りますと…

ほこりを払っていない御土産が。しかも、それちょうど買いたいものなのに…。

というラテン気質に遭遇してしまいます。

ここでめげてはいけませんね。fuuさん、レジにもっていきます。ワタクシもくっついて、おそばに。

すると。

御土産屋のご主人が話しかけられますので、つい対応します。で、話を短めにさせていただきますが、要は

「嫁に来ないか?」

というものでございますわ。

まさか、パリで「カフーを待ちわびてごっこをするとは…(相手、全然映画と違うタイプでした、くすん)。

それとも単に現地民にスカウトされるほど、ふてぶてしさをかもしていたのでせうか、ワタクシ。

よもや、そんなこともあるまいと思いを振り切り、fuuさんにミサンガを売りつける強引なあんちゃんをかわし、聖堂も見学し終わり裏道をぶらぶらと歩きながらホテルまで帰ろうとします。

なんと申しても、街路樹の紅葉が美しくはえる青空が広がる好天でございましたからね。

裏道は先ほどまでの喧騒がうそのように静まり返っております。時折fuuさんが立ち止まり、シャッターを切る音がかすかに響くばかり。

のんびりとした秋の良き日。

写真を撮るfuuさんを待つともなしに、あたりをのんびり眺めます。

と、目の前に一台の車が停車。おもむろに窓を開けたドライバーは、

「ねえねえ、君、この辺、詳しい?」

との質問。

否、と答えたものの、ま、また道を訊かれてしまった…。これは現地民化(ふてぶてしい、ともいう)が進んでいるのか、もしくはどこへ行っても、

道訊かれキャラ健在!

のいずれかなのでしょうか。

ではまた!

↓サクレ・クール聖堂

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滞欧日記(フランス)、2009年編。第二回、パリでの水事情。 [旅行]

あけてパリ滞在二日目。

いよいよ本格始動でございます。

昨日のトラブルもつつがなく済み、いろいろと親切な方々を引き寄せたのもfuuさんのご人徳では、と思い当たりますと、気が軽くなろうというもの。ありがたや、と手を合わせて(?)、さっそくパリ市内に。

その前にスーパーにより、ミネラルウォーターを購入するわけなのですが。

ずらりと並んだミネラル・ウォーターを前にfuuさんが絶句しております。おりしも老婦人が六本入りパックから一本ビニールパックを破り、取り出しレジに向かわれるところ。

ワタクシは絶句の意味が分からず、どうしたの?と伺いましたところ、ビニールを破く行為が信じがたい、とのお言葉。

よくよく考えれば…日本でならば考えられないことでございますよね。だれがビール缶六本パックをびりびりと裂いて、一本だけ持っていくでしょうか…。

まあ、なんて大雑把。

あらためてラテン気質の底力に感じ入った次第でございます。

ですが、暗澹たる心境に陥ったのも確か。なぜならば、ワタクシはfuuさんの指摘を受けるまでまったく疑念ひとつ胸にいただかず、フランスではむしり取る行為を続けていたのです!

なんという柔軟性(いい加減さ)…!

昨夜のタクシーの運転手と同類とまでいかないものの。

さて、パリに出てみますと、二リットルのミネラル・ウォーターのボトルをかかえサンドイッチを歩きながら召し上がっている方が見受けられます。すごおく食べにくそうです。「せめて小さいサイズにしないのかね?」「まさか、水って言ったらあれが標準サイズじゃないよね?」などとゲラゲラ笑いながら見ていたのです。

だがしかし。

帰りの飛行機で具合が悪くなったfuuさんが降りる際に、スチュワードに水を所望したところ、どんと二リットル入りのボトルをよこしてくれたのです。

ではまた!

↓メトロ内にて。

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滞欧日記(フランス)、2009年編。第一回、パリのタクシーでのトラブルとは。 [旅行]

みなさま、ご無沙汰しておりました。

ワタクシ・・・パリに行っておりましたの、おほほほほほ!

前回と違い、fuuさんとの珍道中でございました。初冬のパリでfuuさんはひたすら写真を撮っていただくストイックな旅となったようでございます。

けれど、一緒に行く人が行く人(それはワタクシともいう)ですので、ただではすまない展開はいつも通り。今回からしばらく、ワタクシどものパリ滞在記にお付き合いくださいませ。

さて、fuuさんとはだんなさまともども親しくさせていただいておりますの。

ありがたいことです。

パリにたつ前にもお目もじさせていただきます。パリは初めてのfuuさんをまがりなりにもワタクシがご案内するわけでございますよね。だんなさまは大事で大切なfuuさんを数日間にしろ離れ離れになるわけですから、不安はなくもない、といえましょう。

そこで、少しでもその不安を軽減すべく、ワタクシはオトメのバイブル「トワイライト」でヒロインをひたすら守る登場人物エドワードを引き合いに出し、

「パリ滞在中はこのカツワード(katsura+エドワード)がお守りします!」

と、調子勢いよく宣言するまではよかったのですが。

午前中のフライトでソウルまで飛んだあと、しばらくおいてパリへ向かいます。パリには現地時間の午後6時ごろ着。

タクシーで18区のサクレ・クール聖堂裏のホテルに向かいます。

途中、事故が二件、はいいとしても、サイドミラーを片方つぶしたまま高速を走る車両、我々が乗っているタクシーに道を聞いてくる他のドライバーなどどう考えても日本ではお目にかからない事例を目にしてゲラゲラ笑い続けるワタクシたち。

無味乾燥な空港周辺の風景から次第にパリらしい町並みに移っていきます。

街角のカフェにたむろする人々、カフェの赤いひさし。そうしたものを目にした瞬間、何度も見ているはずなのに、心はときめきに弾みます。

が、ときめきに震える胸はあっさりと打ち砕かれます。

タクシーの運転手ってば、道がわかわなくていい加減なところでおろしやがったんだもーん!!

真っ青になるワタクシ。

ところが、この日に限らず、今回の旅行は過分なほど現地の皆様のご厚意とご親切に支えられまくったのです!

とうに日は暮れたパリの道端。ぽつんと明かりがともるタイ・レストランにホテルまでの道を聞くとそれはそれは親切に教えてくれ、地図まで書いてくれるじゃありませんか。ほど近い、と心丈夫になりながらも地図で確認したいと必死で広げているとまたお声掛けをいただき、無事にホテルに着きました。

ホテルに着いた、という安堵のあまり、ワタクシはフロントの方の言葉が聞き取れながら、理解ができないという一時的なパニックに陥ってしまいます。それでも、なんとか部屋に入ることができて…。

「ごめん、カツワードでなくて、あたし、今、ヨレワード!」

と叫ぶなり、メイクも落とさずベッドに倒れ込み、しばし爆睡してしまったのでした(そのあと、むっくりと起き上がってシャワーあびましたが)。

ではまた!

↓ホテル近くの八百屋さん。

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多摩動物公園における胸ときめく一日とは。 [旅行]

日曜日。

遠路はるばるたどり着いたのは、多摩動物公園。

なんと、fuuさん、mikuさん、アズサさん、masugiさん、lotus☆さんと御一緒させていただく好機に恵まれ、新緑が目にまぶしいなか、散策と語らいを楽しませてもらったのでございます!

拙いながらも写真をパチパチと撮るワタクシ。もちろん皆様方の美麗かつ個性あふれる楽しいお写真には遠く及びませんが。

もっとも、ワタクシの場合、話すほうが多く、カメラを撮らないだけにお気楽なのでございますからね。

でも、ちょっと饒舌になりすぎたきらいもあるようで。

アズサさまからちょうだいした一言でそれに気づいたのでございます。

「katsuraさんはひつよう(必要)」

その言葉を聞いて、なにか胸にせまりくる甘い思い・・・胸は静かながらも感動にうちふるえ・・・。

でも、念のため、訊き返しますと

「katsuraさんはしつよう(執拗)」

の間違いだったのでございます!

とほほ。

ではまた!

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*チンパンジーの案内プレート。カラオケ歌うのでもないのに、小指たてる・・・。

 

 


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