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映画「イカとクジラ」、あるいは記憶の毛糸玉。 [映画]

正月休みの間に、アメリカ映画「イカとクジラ」を観てきました。

内容にも触れますので、まっさらに観たい方は、これからはご遠慮ください。できれば、鑑賞のさまたげにならぬようにしたいのですが。

舞台は80年代のニュー・ヨーク。両親が文学博士で二人とも小説家というすんごい家庭が舞台です。子どもは16歳の長男と12歳の弟。小説家の家庭らしく、ディケンズやらの話題が食事時にでたりもしますが、家族でテニスをしたり、ごくごく(飲み物じゃないですよ)フツーの家庭。

のはずだった。

いきなりの家族会議で、両親は離婚することになるのです!

しかし、どうしてオヤたちは子どもが思春期の危なっかしい、不安定な時期を狙うように、嫌がらせさながらに離婚騒動を引き起こすんでしょうね?!洋の東西を問わず。

子どものうじうじした心情をまったく解さず、オヤは離婚し、話はどんどん進む。弟は「酒、もってこい~」の問題行動を起こし、もちろんそれだけではない、とてもオトメのワタクシに書ける内容でないコトも。お兄ちゃんもそれなりに破れかぶれで、賞金とはいえ、お金が絡む問題行動をこれまた起こし、ついにはカウンセラーのお世話に。

なまじっか両親が博士号を取っているせいでしょうか、まずカウンセラーに「博士号は?」。

問題行動を起こしまくっているのに、博士号どころじゃないだろう!

と、映画館の闇の中で、中指立てたワタクシ。

けど、この修士(笑)のカウンセラーはいやな顔をしないで、彼との会話を続けます。生き生きとしたまなざしで、人間に対する興味を暖かく持っている表情で。

そして、彼の質問が映画の中盤に登場するテーマとなり、ついには全編を貫いていくのですね。

それは、家族での幸福の記憶が、毛糸玉がころころと転がっていくように、映画を貫くのです。どんな記憶がささやかにころころするかは、観てのお楽しみ。

ではまた!

「イカとクジラ」のHPは下記へ↓

http://www.sonypictures.jp/movies/thesquidandthewhale/site/

 


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コメント 22

yokonozo

映画館でツッコミいれたくなるときってありますよね!
でも、ひとりでテレビを見ているときのように、
声をあげてツッコミ入れられないのが悲しかったりします。
つーか。
ひとりでテレビ見てるのに、
声を出してまでツッコミ入れるのって、おばはんですか?アタシ。
by yokonozo (2007-01-06 23:30) 

まあやっぱり、みんなむつかしいんですよ、いろいろ。
by (2007-01-06 23:49) 

katsuraさんは解説もお上手ですね。
日曜の深夜にテレ東京の”映画紹介”を観るのですが。
この”イカとクジラ”は見てみたいと思ってます。
怪我してるから、レンタルまで我慢ですが(笑)

暗い中でも、中指は止めましょうね(^^)v
by (2007-01-07 00:48) 

nyan

遅ればせながら、あけまして~。
by nyan (2007-01-07 04:14) 

newriverspirits027

中指立てたくなる時ありますね。
ストーリーの中でも、前の座席のカップルの近さにも・・・
by newriverspirits027 (2007-01-07 11:33) 

chi-ran

なんて 水が流れるような映画紹介でしょ~~ステキです。・。・。
おすぎさんじゃなくって katsuraさんが紹介してくれたら即 観に行きますw
本気です。 朝の特ダネを替わってきてください( ´ー`)ノ

ぜひこの タコとエイ。 いえ、イカとクジラ。みますね!!
by chi-ran (2007-01-07 12:04) 

アルティメット建築家

イカとクジラかー

名前を聞くと、刺身か寿司を連想してしまいます。

お腹が空いているのかな?
by アルティメット建築家 (2007-01-07 15:16) 

sasasa

中指立ててはいけません・・・(^_^;)
でも、ツッコミはいれたくなりますよね。

しばらく映画観に行ってないなぁ・・・
今度行ってみようかな。
by sasasa (2007-01-07 19:29) 

katsura

みなさま、こんばんは。関東近辺は強風世界でした。見上げると、雲がゆっくりと青空を流れていきましたよ。

yokonozoさんへ、映画に限らず、ツッコミいれたいものは世にごまんとありますね。

gonさんへ、仰せの通りです。しみじみ。

RONさんへ、はっ!まあ、あたくしとしたことが・・・。仰せの通り、中指は控えます。

nyanさんへ、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

nyakkoさんへ、仰せの通り、子どもの次に問題行動を起こしがちなのがカップルです。
でも、カップルは「距離が命」、って気もしますが。

ちえさんへ、
>水が流れるような映画紹介
なんてすばらしい褒め言葉なのでしょう!うれしいです。責任重大でもありますが。
では機会があれば、「タコとイクラ」、もとい「イカとクジラ」、ご堪能ください。

なりたて建築家さんへ、クジラだと竜田揚げも連想しますね。

sasasaさんへ、仰せの通り、中指は控えます。映画、いいのにめぐり合うと、すごくいい気分転換になりますよ~☆
by katsura (2007-01-07 21:20) 

katsura

トラネコさん、ナイス!ありがとうございます!
by katsura (2007-01-07 21:21) 

かよりん

katsuraさんの解説で、この映画の存在すら知らなかったのに俄然観たくなりました!
「イカとクジラ」楽しみです♪
by かよりん (2007-01-07 21:35) 

katsura

かよりんさんへ、山口様でないすよ、この映画(笑)。
それはともかく(?)、映像もざらっとした感じで、ほこりっぽいような感じがよかったです。
ぜひ、ご高覧を。
by katsura (2007-01-07 21:45) 

haru

なんとも、地味なタイトルですが面白そうですねぇ。
でも、札幌とかでも上映されるのかなぁ・・
ミニシアターの予定をチェック!!
by haru (2007-01-07 22:10) 

ラストの展開が許せなくって 手がグーになってしまった事があります(笑)
映画のタイトルが おもしろいですね
今 アメリカ映画は もがいていると ディブ・スペクターが言ってましたが
どうなんですかね・・・・・
by (2007-01-07 22:53) 

katsura

haruさんへ、地味なタイトルなんですが、それがまた良くって・・・。
ぜひご高覧を。

chippeさんへ、アメリカという国自体がもがいている気がしてなりませんが。
でも、この映画は実にいいのです。ハリウッド的でないところも、いいんですよ~☆

あやっぴいさんへ、ナイス!ありがとうございます!
by katsura (2007-01-08 13:49) 

katsura

naoさんへ、ナイス!ありがとうございます!
by katsura (2007-01-08 13:49) 

「イカとクジラ」、ノーチェックでしたが、katsuraさんの記事で観てみたくなりました。HPもいい感じですね。katsuraさんの解説コメントの「家族での幸福の記憶が、毛糸玉がころころと転がっていくように・・・」ってフレーズいいですね。気に入りました。
by (2007-01-08 22:01) 

katsura

jkさんへ、フレーズ、気に入ってくれてうれしいです。自分でも気に入っているし、なによりもいいと思えた映画にこういうフレーズを付けられたのに、我ながら満足しています☆
by katsura (2007-01-08 22:04) 

kurohani

「イカとクジラ」観に行きたかったのですがますます観たくなりました♪ウッディ・アレンっぽい感じがしますが、、。katsuraさんの小説、多忙の友がamazonで誕生プレゼントで買ってくれるそうなので「ティンブクトゥ」と共に頼みました。
by kurohani (2007-01-09 02:43) 

katsura

kurohaniさんへ、ウッデイ・アレンより淡々としている感じがして、またそれがよろしいですね。
小説、お買い上げありがとうございます(なんか、仕事中みたいだな)!!ご多忙のご友人によろしくお伝えください。
by katsura (2007-01-09 11:59) 

JOY

良さげな映画ですね~!どんな記憶がささやかにころころするのか興味津々です^^
でも題名からはダイオウイカとクジラの深海の闘いを思い出してしまいました(年末、世界初のダイオウイカの映像を見たのです。。:笑)
by JOY (2007-01-09 19:36) 

katsura

JOYさんへ、実はこのあと、兄弟がイカとクジラに返信して、どたばたと戦いを繰り広げるのです・・・さすが、鋭い!
というのはまったくのでたらめです。戦いがあってもなくても(?)、この映画は楽しめましたよ。
by katsura (2007-01-09 21:07) 

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